HTML template どこに書く?

HTMLテンプレートはどこに書くべき?

HTMLテンプレート、つまり<template>要素は、Webページの構造を再利用可能な形で定義する際に便利な機能です。しかし、この<template>要素をHTMLドキュメント内のどこに配置すべきか、迷ってしまうことはありませんか?

実は、<template>要素はHTMLドキュメント内の**どこにでも置くことができます**。 <body>タグ内だけでなく、<head>タグ内に置いても問題ありません。

配置場所による違い

<template>要素をどこに配置しても、その機能自体に違いはありません。しかし、配置場所によって以下の様な影響があります。

配置場所 メリット デメリット
<head>タグ内
  • HTMLドキュメントの構造を
    見やすく保てる
  • テンプレートが
    コンテンツよりも先に読み込まれるため、
    ページ表示速度が向上する可能性がある
  • <body>タグ内に比べて、
    テンプレートの再利用性が低くなる場合がある
<body>タグ内
  • テンプレートの再利用性が高い
  • テンプレートを
    特定のコンテンツの近くに配置することで、
    コードの可読性が向上する
  • テンプレートの数が増えると、
    HTMLドキュメントの構造が
    複雑になる可能性がある
  • コンテンツよりも後に読み込まれるため、
    ページ表示速度に影響を与える可能性がある

配置場所の例

例1: <head>タグ内に配置


<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <template id="my-template">
    <div>
      <h2>タイトル</h2>
      <p>本文</p>
    </div>
  </template>
</head>
<body>
  <!-- コンテンツ -->
</body>
</html>

例2: <body>タグ内に配置


<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
  <!-- コンテンツ -->
  <template id="my-template">
    <div>
      <h2>タイトル</h2>
      <p>本文</p>
    </div>
  </template>
</body>
</html>

まとめ

<template>要素はHTMLドキュメント内のどこに配置しても機能しますが、配置場所によってメリット・デメリットがあります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、最適な場所に配置するようにしましょう。

よくある質問

Q1: 複数のテンプレートを定義することはできますか?

A1: はい、可能です。複数の<template>要素を定義し、それぞれに異なるIDを割り当てることで、複数のテンプレートを使い分けることができます。

Q2: テンプレートはどのように使用すれば良いですか?

A2: JavaScriptを使ってテンプレートの内容を取得し、必要な場所に挿入することで使用します。 document.getElementById()メソッドなどでテンプレートを取得し、 contentプロパティからテンプレートの内容にアクセスできます。

Q3: テンプレート内でJavaScriptは使用できますか?

A3: いいえ、テンプレート内ではJavaScriptは実行されません。テンプレートの内容は静的なHTMLとして扱われます。