img要素の終了タグは必要ですか？
結論から言うと、img要素に終了タグは必要ありません。
img要素とは？
<img>要素は、HTML文書に画像を埋め込むために使用されます。 これはインライン要素であり、段落などのテキストの流れの中に画像を挿入します。
なぜ終了タグが不要なのか？
img要素は、空要素 (void elements)に分類されます。 空要素とは、開始タグと終了タグの間にコンテンツを持たない要素のことです。 img要素の場合、画像に関する情報は全て属性で指定するため、タグ内にコンテンツを持つ必要がありません。
例えば、以下の2つのコードはどちらも有効なHTMLであり、全く同じように画像を表示します。
<img src="image.jpg" alt="画像の説明">
<img src="image.jpg" alt="画像の説明"/>
このように、img要素では終了タグを省略することができます。 しかし、HTMLの文法としては、終了タグを省略せずに記述することも可能です。
img要素の必須属性
img要素を使用する際には、以下の2つの属性を必ず指定する必要があります。
| 属性 | 説明 |
|---|---|
src |
表示する画像ファイルのURLを指定します。 |
alt |
画像が表示されない場合に表示される代替テキストを指定します。 |
src属性
src属性は、表示する画像ファイルのURLを指定するために使用します。 URLは、絶対パスまたは相対パスで指定することができます。
<img src="https://example.com/images/image.jpg" alt="画像の説明"> <!-- 絶対パス -->
<img src="/images/image.jpg" alt="画像の説明"> <!-- 相対パス -->
alt属性
alt属性は、画像が表示されない場合に表示される代替テキストを指定するために使用します。 代替テキストは、画像の内容を理解する上で重要な役割を果たすため、必ず記述する必要があります。 また、スクリーンリーダーを使用しているユーザーに対しても、画像の内容を伝えるために必要です。
<img src="image.jpg" alt="犬がボールで遊んでいる写真">
まとめ
img要素は空要素であるため、終了タグは必要ありません。 ただし、HTMLの文法としては、終了タグを省略せずに記述することも可能です。 重要なのは、src属性とalt属性を適切に設定することです。
関連QA
Q1: img要素に終了タグを記述しないと、SEOに影響はありますか？
A1: いいえ、img要素に終了タグを記述しなくても、SEOに影響はありません。 Googleなどの検索エンジンは、HTMLの文法に厳密に従ってページを評価するわけではありません。 重要なのは、alt属性を適切に設定することです。 alt属性は、検索エンジンが画像の内容を理解するのに役立ちます。
Q2: img要素をHTML5で記述する場合、終了タグは必要ですか？
A2: いいえ、HTML5でもimg要素は空要素であるため、終了タグは必要ありません。 HTML5では、空要素の終了タグは省略することができます。
Q3: XHTMLでimg要素を使用する場合、終了タグは必要ですか？
A3: はい、XHTMLでは、img要素を含め、すべての空要素に終了タグが必要です。 XHTMLはXMLに基づいているため、XMLの文法に厳密に従う必要があります。 XHTMLでimg要素を使用する場合は、以下のように終了タグを記述する必要があります。
<img src="image.jpg" alt="画像の説明" />
その他の参考記事:jquery img src 変更