JavaScript の基礎知識
JavaScriptとは、Webブラウザ上で動作するスクリプト言語の一つで、動的なWebページを作成するために使用されるプログラミング言語のことです。 Webブラウザの機能を制御し、動的な操作やアニメーション、ユーザーとのインタラクション、データの検証や処理などを実現できます。
JavaScript でできること
- HTML コンテンツの変更
- CSS スタイルの変更
- アニメーションの実行
- ユーザーイベントの処理 (クリック、マウスオーバーなど)
- フォームの入力検証
- Web サーバーとの非同期通信 (Ajax)
基本的な文法
変数の宣言
JavaScript では、変数を宣言するために var
, let
, const
を使用します。
<script>
var name = "太郎"; // varは古い書き方なので、letやconstを使う方が推奨されます。
let age = 20;
const isAdult = true;
</script>
データ型
JavaScript には、以下のようなデータ型があります。
データ型 | 説明 |
---|---|
Number | 数値を表す (例: 10, 3.14) |
String | 文字列を表す (例: "Hello", 'World') |
Boolean | 真偽値を表す (true または false) |
Object | オブジェクトを表す (キーと値のペア) |
Array | 配列を表す |
Null | 値がないことを表す |
Undefined | 変数が初期化されていないことを表す |
演算子
JavaScript には、以下のような演算子があります。
演算子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
+ | 加算 | 1 + 2 |
- | 減算 | 5 - 3 |
* | 乗算 | 2 * 4 |
/ | 除算 | 10 / 2 |
% | 剰余 | 7 % 3 |
= | 代入 | x = 10 |
== | 等価演算子 | 10 == 10 |
=== | 厳密等価演算子 | 10 === "10" |
!= | 非等価演算子 | 10 != 5 |
!== | 厳密非等価演算子 | 10 !== "10" |
> | より大きい | 10 > 5 |
< | より小さい | 5 < 10 |
>= | 以上 | 10 >= 10 |
<= | 以下 | 5 <= 10 |
制御文
JavaScript には、以下のような制御文があります。
- if 文
- switch 文
- for 文
- while 文
関数
<script>
// 関数の定義
function greet(name) {
console.log("こんにちは、" + name + "さん!");
}
// 関数の呼び出し
greet("太郎"); // 出力: こんにちは、太郎さん!
</script>
DOM 操作
JavaScript を使用すると、HTML の要素を取得したり、変更したりすることができます。
<h1 id="title">タイトル</h1>
<script>
// ID "title" を持つ要素を取得
const titleElement = document.getElementById("title");
// 要素の内容を変更
titleElement.textContent = "新しいタイトル";
</script>
イベント
JavaScript を使用すると、ユーザーの操作 (クリック、マウスオーバーなど) に応じて処理を実行することができます。
<button id="myButton">クリック</button>
<script>
// ID "myButton" を持つボタン要素を取得
const button = document.getElementById("myButton");
// クリックイベントリスナーを追加
button.addEventListener("click", function() {
alert("ボタンがクリックされました!");
});
</script>
参考資料
よくある質問
Q1: JavaScript と Java は同じものですか?
A1: いいえ、JavaScript と Java は全く別のプログラミング言語です。名前が似ていますが、文法や用途が異なります。
Q2: JavaScript を学ぶには、どのような教材がおすすめですか?
A2: 上記の参考資料に加えて、オンライン学習サイト (Progate、ドットインストールなど) や書籍もおすすめです。自分に合った教材を選びましょう。
Q3: JavaScript でどのようなことができますか?
A3: JavaScript を使用すると、Web ページに動的な要素を追加したり、ユーザーとのインタラクションを実現したりすることができます。例えば、アニメーション、フォームの入力検証、非同期通信 (Ajax) などを行うことができます。
その他の参考記事:JavaScript の使用に関する誤解