JavaScriptにおける変数と定数の使い方
JavaScriptにおいて、変数と定数はデータを格納するための基本的な要素です。変数は値を変更できるデータの入れ物、定数は値を変更できないデータの入れ物と考えると分かりやすいでしょう。
JavaScriptにおける変数と定数の使い方
JavaScriptにおいて、変数と定数はデータを格納するための基本的な要素です。変数は値を変更できるデータの入れ物、定数は値を変更できないデータの入れ物と考えると分かりやすいでしょう。
変数
変数を宣言するには、var
, let
, const
のいずれかのキーワードを使用します。
キーワード | スコープ | 再宣言 | 再代入 |
---|---|---|---|
var | 関数スコープ | 可能 | 可能 |
let | ブロックスコープ | 不可 | 可能 |
const | ブロックスコープ | 不可 | 不可 |
例
// varキーワードを使った変数宣言
var name = "太郎";
// letキーワードを使った変数宣言
let age = 20;
// constキーワードを使った変数宣言 (定数)
const PI = 3.14;
変数の使い方
宣言した変数は、後から値を変更することができます。
let age = 20;
console.log(age); // 出力: 20
age = 25;
console.log(age); // 出力: 25
定数
定数は一度定義すると、その後値を変更することができません。定数を宣言するにはconst
キーワードを使用します。
例
const PI = 3.14;
// 定数の値は変更できないため、エラーが発生する
PI = 3; // エラー!
定数の使いどころ
定数は、プログラム全体で共通して使用する値を定義する際に役立ちます。例えば、円周率や税率など、変更されることのない値を定数として定義することで、コードの可読性や保守性を向上させることができます。
変数と定数の使い分け
基本的には、値を変更する必要がない場合は定数を使用し、値を変更する必要がある場合は変数を使用します。
参考資料
Q&A
- Q1:
var
,let
,const
の違いは何ですか? - A1: 上記の表で説明した通り、それぞれスコープ、再宣言、再代入の可否が異なります。
- Q2: 定数はいつ使うべきですか?
- A2: プログラム全体で共通して使用する値で、変更されることのない値を定義する際に使用します。
- Q3: 変数名はどのようにつければ良いですか?
- A3: 変数名は、その変数が保持するデータの内容が分かりやすいものにします。キャメルケースやスネークケースなどの命名規則に従って命名すると、コードの可読性が向上します。
その他の参考記事:JavaScript文字列