JavaScriptで日付と時刻を取得する方法
JavaScriptで現在の日付と時刻を取得するには、Date
オブジェクトを使用します。 Date
オブジェクトは、年、月、日、時、分、秒、ミリ秒などの日付と時刻に関する情報を保持し、操作するためのメソッドを提供します。
現在の日時を取得する
新しいDate
オブジェクトを作成すると、現在の時刻を表すオブジェクトが作成されます。 new Date()
コンストラクタを使用します。
<script>
const now = new Date();
console.log(now); // 例: Tue Oct 24 2023 14:35:12 GMT+0900 (日本標準時)
</script>
日付と時刻の情報を個別に取得する
Date
オブジェクトから、年、月、日、時、分、秒などを個別に取得するには、以下のメソッドを使用します。
メソッド | 説明 |
---|---|
getFullYear() |
年 (4桁) を取得 |
getMonth() |
月 (0 から 11) を取得 |
getDate() |
日 (1 から 31) を取得 |
getHours() |
時 (0 から 23) を取得 |
getMinutes() |
分 (0 から 59) を取得 |
getSeconds() |
秒 (0 から 59) を取得 |
getMilliseconds() |
ミリ秒 (0 から 999) を取得 |
getDay() |
曜日 (0: 日曜日 から 6: 土曜日) を取得 |
<script>
const now = new Date();
const year = now.getFullYear();
const month = now.getMonth() + 1; // 月は0から始まるため、1を加算
const date = now.getDate();
const hours = now.getHours();
const minutes = now.getMinutes();
console.log(`${year}年${month}月${date}日 ${hours}:${minutes}`);
</script>
日付と時刻の書式設定
日付と時刻の書式をカスタマイズするには、toLocaleDateString()
やtoLocaleTimeString()
などのメソッドを使用します。
<script>
const now = new Date();
const formattedDate = now.toLocaleDateString('ja-JP'); // 日本語のロケールで日付を書式設定
console.log(formattedDate); // 例: 2023年10月24日
const formattedTime = now.toLocaleTimeString('ja-JP'); // 日本語のロケールで時刻を書式設定
console.log(formattedTime); // 例: 14:35:12
</script>
参考資料
よくある質問
Q1: getMonth()
が 0 から始まるのはなぜですか?
A1: JavaScript の Date
オブジェクトは、Java の Date
クラスを基にしています。Java では、月は 0 から始まるように設計されています。これは、当時のプログラミング言語では配列のインデックスが 0 から始まることが一般的だったためと考えられます。
Q2: 特定の日付の Date
オブジェクトを作成するにはどうすればよいですか?
A2: new Date(year, month, date, hours, minutes, seconds, milliseconds)
コンストラクタを使用します。ただし、month
は 0 から始まることに注意してください。
Q3: 日付と時刻の計算を行うにはどうすればよいですか?
A3: Date
オブジェクトの getTime()
メソッドを使用してミリ秒単位のタイムスタンプを取得し、計算を行うことができます。計算結果を新しい Date
オブジェクトに渡すことで、日付と時刻に変換できます。
その他の参考記事:JavaScript Date の日付オブジェクト