JavaScriptで現在の年と月を取得する方法
JavaScriptで現在の日付や時刻を扱う場合、Date
オブジェクトが非常に便利です。
Date
オブジェクトは、日付や時刻に関する情報を保持し、様々な操作を提供します。
今回は、このDate
オブジェクトを使って、現在の年と月を取得する方法を解説します。
Dateオブジェクトの作成
Date
オブジェクトは、以下のようにして作成します。
const now = new Date();
このコードは、現在の時刻を保持するDate
オブジェクトを作成し、変数now
に代入しています。
年と月の取得
Date
オブジェクトから年と月を取得するには、それぞれgetFullYear()
メソッドとgetMonth()
メソッドを使用します。
const currentYear = now.getFullYear(); // 現在の年を取得
const currentMonth = now.getMonth() + 1; // 現在の月を取得 (0から始まるため+1する)
getMonth()
メソッドは、0から始まる数値(0: 1月, 1: 2月, ..., 11: 12月)を返すため、上記のように+1して調整する必要があります。
取得した年と月の表示
取得した年と月は、以下のようにして表示できます。
console.log(`現在の年は${currentYear}年です`);
console.log(`現在の月は${currentMonth}月です`);
様々な日付情報の取得
Date
オブジェクトでは、年や月の他にも、様々な日付情報を取得できます。代表的なものを以下の表にまとめました。
メソッド | 説明 |
---|---|
getFullYear() |
年を取得(4桁) |
getMonth() |
月を取得(0~11) |
getDate() |
日を取得(1~31) |
getDay() |
曜日を取得(0: 日曜日, 1: 月曜日, ..., 6: 土曜日) |
getHours() |
時を取得(0~23) |
getMinutes() |
分を取得(0~59) |
getSeconds() |
秒を取得(0~59) |
getMilliseconds() |
ミリ秒を取得(0~999) |
参考資料
よくある質問
Q1. getMonth()
で取得した月が1ヶ月ずれているのはなぜですか?
A1. JavaScriptのgetMonth()
メソッドは、0から始まる数値で月を返します。そのため、1月であれば0、2月であれば1、といったように1ヶ月ずれた値が返されます。正しく月を取得するには、getMonth()
の戻り値に1を加算する必要があります。
Q2. 特定の日付の年や月を取得するにはどうすればよいですか?
A2. Date
オブジェクトを作成する際に、引数として年月日などを指定することで、特定の日付のDate
オブジェクトを作成できます。例えば、2023年10月26日のDate
オブジェクトを作成する場合は、以下のように記述します。
const specificDate = new Date(2023, 9, 26); // 2023年10月26日
Q3. 年のみ、月のみを取得するメソッドはありますか?
A3. いいえ、年のみ、月のみを取得する専用のメソッドはありません。getFullYear()
やgetMonth()
などのメソッドを使用して取得した値を、必要に応じて加工して利用する必要があります。
その他の参考記事:JavaScript Date の日付オブジェクト