if 文中の <> はどういう意味?

プログラミングにおいて、条件分岐は非常に重要な要素です。その中でも、"if 文" は基本中の基本と言えるでしょう。今回は、JavaScript を例に、if 文の基本的な使い方と、特に初心者の方が疑問に思いやすい「<>」の意味について詳しく解説していきます。

if 文の基本

if 文は、英語の "If ~(ならば) ~" のように、ある条件が満たされた場合に特定の処理を実行するための構文です。JavaScript では、以下のように記述します。

if (条件式) {
  // 条件式が true の場合に実行される処理
}

例えば、変数 age に年齢が格納されていると仮定し、20歳以上かどうかを判定する場合は以下のようになります。

if (age >= 20) {
  console.log("あなたは成人です。");
}

このコードでは、age >= 20 が条件式です。もし age の値が20以上であれば、条件式は true と評価され、console.log("あなたは成人です。"); が実行されます。もし age が20未満であれば、条件式は false と評価され、何も実行されません。

<> (不等号) の意味

「<>」は、比較演算子と呼ばれる記号の一部で、それぞれ「< (小なり)」「> (大なり)」を意味します。これらは、主に数値の大小関係を比較するために用いられます。

比較演算子 意味
< ~より小さい age < 20 (age が 20 より小さい)
> ~より大きい score > 80 (score が 80 より大きい)
<= ~以下 height <= 170 (height が 170 以下)
>= ~以上 temperature >= 30 (temperature が 30 以上)

これらの比較演算子は、if 文の条件式の中で頻繁に利用されます。例えば、先ほどの成人判定の例では >= を用いて 20歳以上かどうかを判定していました。

if 文と <> を組み合わせた例

以下は、if 文と <> を組み合わせた具体的な例です。

const score = 75;

if (score >= 90) {
  console.log("成績は A です");
} else if (score >= 70) {
  console.log("成績は B です");
} else if (score >= 60) {
  console.log("成績は C です");
} else {
  console.log("成績は D です");
}

このコードでは、変数 score に格納された点数に基づいて、成績を A から D の4段階で評価しています。else if を用いることで、複数の条件分岐を表現することができます。

まとめ

if 文は、プログラムの制御フローを決定づける重要な要素であり、<> などの比較演算子と組み合わせて、様々な条件分岐を実現することができます。これらの基本をしっかりと理解しておくことで、より複雑なプログラムを構築する際にも役立ちます。

参考文献

関連QA

Q1. <> 以外の比較演算子はありますか?

A1. はい、あります。== (等しい)、!= (等しくない)、=== (厳密に等しい)、!== (厳密に等しくない) などがあります。これらの演算子は、主に値の比較に用いられます。

Q2. if 文の中に複数の条件式を記述できますか?

A2. はい、記述できます。論理演算子 && (AND) や || (OR) を用いることで、複数の条件式を組み合わせることができます。例えば、if (age >= 20 && height >= 170) のように記述することで、「20歳以上かつ身長170cm以上」という条件を表現できます。

Q3. if 文はネストできますか?

A3. はい、ネストできます。つまり、if 文の中にさらに if 文を記述することができます。これにより、より複雑な条件分岐を表現することができます。

その他の参考記事:JavaScript の条件文